「渋谷茶」を地域のブランドに 体験コンテンツも創出

2024.01.05 00:00

渋谷のスクランブル交差点には当時、「梅原園」という大きなお茶屋が存在

 渋谷区観光協会は日本茶をはじめとする老舗飲料メーカーの伊藤園らと連携し、かつて松濤エリアで栽培されていた「渋谷茶」を復活させるプロジェクトを始動した。渋谷ブランドを創造するほか、新たな土産物の開発、ワークショップや体験コンテンツの創出を目指す。

 伊藤園が渋谷区の協力の下、19年に渋谷区内の鍋島松濤公園に現存する渋谷茶の樹を発見し、静岡県で苗木を育てていた。

 若者文化や流行の発信地として知られる渋谷周辺一帯に茶畑があったと想起することは困難だが、地元企業と連携して苗木の供給や普及啓蒙活動、情報発信に取り組む。渋谷の飲食店での提供も視野に入れている。

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