静岡県、おてつたびと連携 宿泊施設の人手不足解消を支援

2023.10.30 00:00

 静岡県はおてつたびと連携し、県内のホテルや旅館などの人手不足解消を支援している。おてつたびは、人手不足に悩む地域の現場と働きながら旅をしたい旅行者をつなぐ人材マッチングサービス。

 静岡県の6月の延べ宿泊者数は前同月比16.5%増の134万人泊だが、コロナ禍前の19年同月比では20.1%減にとどまる。その要因として、予約数が増えても宿泊施設の人手不足で需要に対応できない状況があった。

 登録事業者と参加希望者のマッチングが成立すると、現地までの交通費は参加者自身が負担し、事業者は時給を支払う。繁忙期の8月には県内11件の宿泊事業者が利用し、県内外から89人が参加。客室などの清掃や食事のセッティングなどを行った。

 秋の繁忙期対策として、おてつたびのサイト内に県内の旅館やホテルをPRする特設ページを設けて案内している。県は宿泊事業者向けに説明会なども開催し、利用を促した。

キーワード#ホテル・旅館#新着記事