羽田・福岡空港、訪日客19年超えで増加幅も拡大 海外旅行者は横ばい

2023.10.02 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数上位7空港の6月の利用実績は、羽田と福岡の外国人入国者数がコロナ禍前の19年同月を上回った。羽田は11.7%増で3カ月連続のプラス、福岡は8.1%増で2カ月連続のプラス。いずれも増加幅が前月より拡大している。

 その他5空港はまだマイナスだが、新千歳は5月に比べ11.4ポイント改善し44.6%減、関西は5.6ポイント改善し27.9%減となった。中部と那覇はわずかに上向いているが、約60%減。

 一方、日本人出国者数は7空港すべてマイナスで、減少幅は5月とほぼ変わらない。羽田が32.2%減で最も回復が進んでおり、次いで福岡が47.3%減。回復が遅れる新千歳と中部は70%台の落ち込みとなった。