JTB、宇宙の街づくりを支援 三菱UFJリサーチと一気通貫のサービス提供へ
2023.09.04 00:00
JTBは三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)と組み、自治体・企業の宇宙産業への参入を総合的に支援するサービスを始める。国内のスペースポートや宇宙産業拠点への視察、企業マッチング、ファイナンス、コンサルティングを一気通貫で提供するサービスを構想。まずは24年度上期までトライアル期間と位置付け、3~5カ所の地域でニーズを検証して課題や効果を明確化する。
宇宙分野は、政府が基本計画で機器・ソリューションを合わせた市場規模を20年の4兆円から30年代早期に8兆円へ倍増させる目標を掲げるなど、成長領域。宇宙を地域の新たな成長産業に位置付ける街づくりで、課題解消や関係人口の増大を手助けする。
全国の自治体や宇宙航空研究開発機構(JAXA)、宇宙関連企業とのネットワーク、産業構造変革をサポートする機能を生かす。JTB は視察ツアーの企画・実施やイベント運営、体験コンテンツの提供、地域間連携等を担う。MURCは宇宙参入に向けた調査や戦略策定、アライアンス支援、金融機能の連携などに携わる予定。
24年度下期以降に本格的な活動を開始する。25年度には10以上の地域に拡大する計画だ。
【あわせて読みたい】2021年11月15日号>宇宙旅行元年 動きだすツーリズムビジネス 宇宙旅行元年 動きだすツーリズムビジネス 大樹町で宇宙港を核に観光振興 日本旅行ら3者連携 教育旅行や視察需要を開拓 HIS、宇宙旅行を年内販売開始 気球型8人乗り 制限なく誰でも参加
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#JTB#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
旧戸田家がオーベルジュに 広川町、運営を民間委託
-
政府が日本版ESTA導入へ 30年までに開始 円滑な入国や不法滞在防止に
-
着地型で攻めの値付けも集客好調 下諏訪町、成長と雇用確保へ「正当な対価」
-
いまこそ知りたい世界遺産 持続可能なツーリズムのために
-
加須市物産観光協会の求人募集要項
-
旅行業倒産、17カ月ぶりゼロ 24年は低水準 宿泊業も8月最少
-
大村湾で自転車&船の旅 4港で一緒に乗り込み可能に
-
観光のGDP寄与額、日本4位 WTTC調査 米国2兆ドルで1位維持
-
免税売上高、すでに23年超え 1~7月で過去最多に 単価上昇
-
オーバーツーリズム抑制へ新規32事業 観光庁が採択 混雑の可視化など