龍名館ホールディングス、CO2削減目標で国際認定取得 国内ホテルで初
2023.06.26 00:00
龍名館ホールディングス(HD)は展開するホテルとレストラン計6軒について、30年までの温室効果ガス削減目標を策定し、国際機関SBTイニシアチブから認定を取得した。国内のホテル・レストラン業では初めて。
同社はグループ企業を含めた事業に関連する温室効果ガス排出量を、21年度を基準に42%削減するなどの目標を掲げた。主に電力使用や自社での燃料使用を抑えて達成を目指す。
SBT(Science Based Targets)は、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標。年間4.2%以上の削減を目安に5~10年先の目標を定める。認定されれば、パリ協定に整合する持続可能な企業としてアピールできるため、取得する国内企業は近年急増している。
環境省によれば、3月1日時点で369社とこの1年で2.3倍。ANAホールディングスが昨年、アジアの航空会社で初めて取得した。
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