西鉄、サイクルバス運行開始 分解せず自転車積み込み イベントで活用見込む

2023.04.03 00:00

最大18台の積み込みが可能

 西日本鉄道は自転車を分解せずに車内に持ち込める貸切バス「CYCLE CARGO」の運行を開始した。23年は九州各県でサイクルロードレース「ツール・ド・九州」をはじめとした多くのサイクルイベントが開催される予定で、既存の貸切バスをサイクリング利用に特化したバスに改造した。

 車内の前方が自転車積載部で、自転車を最大18台積み込める。後方の乗客用座席は21人まで乗車可能。通常の座席配置から座席を回転させてサロン席に変更できる。広いトランクルームも完備した。同社によると、サイクルバスは九州では初めて。

 車両の導入に当たっては福岡県の助成制度を活用した。サイクリング需要の高まりに合わせ、関連イベントなどで幅広く活用できる交通手段を提供し、サイクルツーリズムの推進に貢献する。

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