ハワイ州観光局、再生型観光で日本市場に訴求 23年の回復見据え
2022.12.22 16:49
ハワイ州観光局(HTJ)は対面形式で3年ぶりの開催となるハワイセミナーを先ごろ都内で開催した。オアフ、ハワイ、マウイ、カウアイの各島の観光局代表も来日。主要4島の観光トップの来日は初となり、日本市場への期待の高さを示した。
1~9月にハワイを訪れた全世界からの渡航者数は19年同期を上回った。その多くは米国本土で、日本人渡航者は全体の10%程度となっている。日本市場はコロナ禍前に米国本土以外の来島者で最多だった。回復に向け、23年は積極的に日本市場にアプローチしていく。
今回の来日ミッションでは、再生型観光(リジェネラティブツーリズム)の推進指針となるデスティネーションマネジメント・アクションプランを旅行業界向けに説明した。同アクションプランでは、自然保全、文化継承、コミュニティーとの関係、ブランドマーケティングを掲げる。HTJは「マラマハワイ」として、自然や文化を守り住民の生活に配慮する旅行の形を推進しており、23年はテーマをより深めて展開していく。
また最近はMICEに関する問い合わせが増えているといい、最新情報に関するプレゼンテーションも行われた。
12月11日に開催された第50回ホノルルマラソンでは、総エントリーの2万8411人中、日本人は5469人が参加し、盛況のうちに終了した。
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