グーグル、航空予約機能も廃止へ 直接予約のニーズ増え
2022.09.19 00:00
グーグルは、グーグル検索上で予約や決済を完結できる広告機能「Bookon Google」で、航空便に関するオプションを段階的に廃止する。5月にホテル向け機能を廃止したのに続く対応。
米国以外のユーザーは9月30日、米国のユーザーは23年3月31日以降、機能が無効になる。同社は声明で、「当初はこの機能の提供でチケットをより簡単に購入できるようにし、パートナーの航空会社とOTA(オンライン旅行会社)がより多くの予約を得られるようにした。しかし、ユーザーはパートナー企業のウェブサイトで直接予約したいと考えている」と述べている。
15年に開始した航空向けの同機能は、ウェブサイトがモバイル用に最適化されていない企業の取引を容易にした。しかしその後、企業のサイトが進化するにつれ、消費者は航空会社に直接またはOTAを介して予約を行うように変化。フライト予約のシェアが減少している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「GOOGLE TO PHASE OUT BOOK ON GOOGLE FOR FLIGHTS」
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