日観振、観光再起動へ緊急要望 早期の需要喚起策や入国規制緩和
2021.10.25 00:00
日本観光振興協会は10月15日、斉藤鉄夫国土交通相に「ワクチン接種の進展に伴う観光再起動に向けた緊急要望」を提出し、ワクチン・検査パッケージの早急な導入と旅行需要喚起策の実施を求めた。新型コロナウイルス感染者数は減少傾向に転じたが、度重なる緊急事態宣言で観光消費額は直近の4~6月で19年同月比7割減と、観光産業や地域経済に深刻な影響を与えている。観光関係者が連携し、安心して旅行できる環境整備に努める意向を示したうえで、感染拡大防止と社会経済の両立に向けた力強い政策を要望した。
旅行需要喚起策はわゆる県民割の近隣県・エリア拡大とGoToトラベル事業の再開を強く要望した。ただ制度設計については、ワクチン・検査パッケージとともに国民にとってわかりやすく使い勝手の良さを求めた。
また、海外との往来など国際的な人的交流が欧州などに後れを取っていることから、ワクチン接種者や検査の陰性者に対し、日本入国時の待機期間の撤廃など緩和を要望した。
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