航空会社の暗号通貨決済を支援、UATPがビットペイと提携
2021.10.04 00:00

34の主要航空会社が所有する決済ネットワークのUATPは暗号通貨決済サービスのビットペイと提携し、暗号通貨による支払いを可能にしている。UATP にとって、旅行予約に暗号通貨の導入を支援する2回目の試みとなる。ラルフ・カイザーCEOによると、エルサルバドルが世界最大の暗号通貨であるビットコインを法定通貨にしたこともあり、暗号通貨への関心が高まっているという。
カイザーCEO は現状について、「北米とヨーロッパでは暗号通貨の利用に関心のある航空会社が多い。しかし、利用方法がわかっていない。誰かが最初に採用し、何が起こるかを見るために誰もが待ちの姿勢だ」と語る。
ビットペイとの提携では、UATP 加盟店はビットコイン、ドージコイン、イーサリアム、ライトコイン、およびその他6つの暗号通貨で支払いを受け入れることができる。ビットペイは取引を調整し、現地通貨、暗号通貨、またはその組み合わせで、予約時にサプライヤーが請求した金額を支払う仕組み。通貨変動のリスクを排除している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「UATP PARTNERS WITH BITPAY TO ENABLE CRYPTOCURRENCY PAYMENTS FOR TRAVEL」
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