フェイスブックの暗号通貨は旅行に適合するか?
2019.07.29 18:21
フェイスブックが暗号通貨「リブラ」を導入する。ソーシャルメディアの個人情報漏洩問題や暗号通貨に関する広範囲にわたる懸念が取り沙汰されているが、旅行関連では、ブッキング・ホールディングス、リフト、ウーバーが計画に最初から参加している。
旅行決済スタートアップのトラベル・レジャーの幹部は、暗号通貨の脆弱性が旅行業界の利用を遠ざけており、リブラ導入当初はゲームや買い物のような低価格帯の商品購入に使われると予想する。成功の鍵は、いかに伝統的通貨を電子通貨に簡単に変えられるか、そのコストがどのくらいかという「乗り換え」にかかっていると指摘する。
アライズトラベルの幹部は、リブラはステーブル通貨(投機的要素が取りい世界の17億人をターゲットにしてい除かれた安定通貨)のため、多くの企業にとって価値とインセンティブがあると語る。リブラは銀行口座を持たなるとみられるが、銀行口座を持ち、その他の決済手段を利用できる国で利用価値は少ない。ただ、旅行会社は決済処理手数料を回避するために利用するとみられ、オンライン旅行の新たな決済手段になり得るとの考えを示した。
旅行関連企業の暗号通貨を処理しているビットペイは、6月までの1年間で暗号通貨による旅行決済額が13%増加した。平均単価は21%増。IATA(国際航空運送協会)は、暗号通貨はコストや時間の削減と送金の安全性確保につながるため、独自の暗号通貨「IATAコイン」を開発している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「How Facebook’s Libra cryptocurrency might fit into travel」
カテゴリ#トピックス#新着記事
-
?>
-
自家用車での客送迎、規制を大幅緩和 立ち寄り先など拡大 ガイド業務でも解禁
?>
-
生徒がつくる教育旅行で日本を変革 「地域みらい旅」全国展開へ 東大阪市を皮切りに
?>
-
京都観光産業、業況改善も従事者は待遇への満足度低く 市調査 人件費は増加
?>
-
HIS、通期純利益60億円の予想 第1四半期の好調受け上方修正
?>
-
デルタ航空、海外旅行未経験者の開拓強化 供給量増強で体制充実
?>
-
東海初、ホテルに無人決済売店 省人化で人手不足に対応 早朝・深夜営業可能に
?>
-
上越市、市民と訪日客のコミュニケーション支援 アプリで実証実験
?>
-
リッツ・カールトン・ワイキキ、大規模改装で魅力アップへ 日本人客が順調回復
キーワード#IATA#新着記事
キーワード#SNS#新着記事
キーワード#フェイスブック#新着記事
キーワード#暗号通貨#新着記事
キーワード#決済#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
<PR>沖縄の修学旅行の新たな素材発見 探究学習やSDGsプログラム体験で
-
上越市、市民と訪日客のコミュニケーション支援 アプリで実証実験
-
自家用車での客送迎、規制を大幅緩和 立ち寄り先など拡大 ガイド業務でも解禁
-
DAOってなんだ? 分散型自律組織が変える地域づくり
-
2月の平均客室利用率80% ANHA調査 インバウンド好調で東京90%
-
『トルコ現代史』 存在感増す背景に帝国600年の貫禄
-
生徒がつくる教育旅行で日本を変革 「地域みらい旅」全国展開へ 東大阪市を皮切りに
-
HIS、通期純利益60億円の予想 第1四半期の好調受け上方修正
-
東海初、ホテルに無人決済売店 省人化で人手不足に対応 早朝・深夜営業可能に
-
デルタ航空、海外旅行未経験者の開拓強化 供給量増強で体制充実