国交省、北方領土隣接地域の誘客強化 2次交通改善で周遊促進
2021.08.30 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/ice-floe-5012758_640_R.jpg)
国土交通省北海道局・北海道開発局は北方領土隣接地域への旅行者誘致に向け、自治体や観光協会、輸送関連企業から成る観光促進協議会を立ち上げた。対象は根室地域と呼ばれる根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町の1市4町。同地域は北方領土返還運動の拠点で安定した振興が重要となるが、延べ宿泊客数は北海道全体の0.7%にすぎない。関係者が連携して課題解決を図り、誘客を促す。
根室地域は観光スポットの知名度が低く広範囲に点在しており、2次交通も脆弱なことが課題となっている。8月4日の第1回会合では、現状把握の調査、周遊観光促進策の検討、観光コンテンツの磨き上げなどに取り組むことを決めた。2次交通では、鉄道や路線バスに加え、ドライブやサイクリングを含めたモビリティーミックスによる移動の円滑化を図る。食・文化を含む観光情報や感染予防対策に関する情報を一元的に発信する方策も確立する。
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