グーグルとUNWTO、観光回復へ連携 デジタルツールやデータ活用
2021.06.21 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2021/06/82e1376cae7ef96725a220dce4f9f5f6.jpg)
グーグルと国連世界観光機関(UNWTO)は、世界の観光産業の回復を支援するため、多面的な戦略で協力する。この新たな合意は、昨年9月から中東とアフリカで開始されたパイロットプログラムに基づくもの。
デジタルツールとデータを活用して観光の回復を促す。その一例として、グーグルが開発した「キャパシティービルディングカリキュラム」を用いて、観光地経営組織(DMO)向けのトレーニングを行う。手始めに4月、20のアフリカ国立観光機関の代表者を対象とする2日間のトレーニングイベントにおいて導入された。
カリキュラムはグーグルで旅行や広告事業に従事する専門家によって提供される。データの収集と分析、デジタルマーケティング、ストーリーテリングに関するセッションで、提供される地域の特性に合わせてカスタマイズされる。
グーグルがUNWTO と設計したアクセラレータープログラムも拡充し、市場動向を分析・体系化したマーケットインテリジェンスやデータを地域が使えるようにする。グーグルのトラベルインサイツのデータは観光産業の回復度合いを追跡することにも役立つと見ている。
両者は観光に関する研究プロジェクトで協力することも計画している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Google, UNWTO partner to provide data and training to aid destinations in recovery」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#UNWTO#新着記事
キーワード#グーグル#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く