ジョルダン、顔認証でバス乗車 千葉で実証実験

2021.05.17 00:00

乗車時に顔認証で乗車代金を決済する様子

 ジョルダンと千葉県佐倉市でユーカリが丘のまちづくりに取り組む山万は5月10日、ユーカリが丘コミュニティーバスで顔認証乗車システムの実証実験を開始した。利用者は事前にアプリで顔画像やチケット情報を登録すると、乗車時に現金の支払いや定期券の提示などが不要となり、顔認証で乗車代金を決済できる。ジョルダンがICTを活用したまちづくりのために開発したクラウドサービス「ジョルダンスタイル3.1」に加え、パナソニックの顔認証技術を利用する。

 ジョルダンスタイルは15年1月のリリース後、機能のバージョンアップを図ってきた。4月にリリースした3.1では非接触や認証強化、キャッシュレス対応顔認証などができるようになったのが特徴。導入発表会見で佐藤俊和代表取締役社長は「顔パスで動ける時代になる」と話し、「ICTを活用したライフスタイルの確立にまい進していきたい」と抱負を語った。

 ジョルダンによると、顔認証乗車システムは夏ごろにユーカリが丘を走行する「山万ユーカリが丘線」の改札でも導入する計画。さらに、ホテル、スタジアム、オフィスなど、受付が必要となる施設の管理にも応用できるとの考えを示している。

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