JNTO、国際会議誘致賞発表 特徴に地域活性化や次世代育成
2021.02.15 00:00

日本政府観光局(JNTO)は20年度の国際会議誘致・開催貢献賞として、誘致の部で3件、開催の部で8件(大規模4件、中小規模4件)、特別賞2件の国際会議を選出した。対象は19年4月~20年3月に開催・誘致した参加者総数50人以上で日本を含む3カ国以上が参加する会議。同事業は08年度から実施しているが、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した参加者交流プログラムや、地元企業・産業と学会が連携して地域産業の活性化を図る取り組みなどが今回の特徴としてみられた。
たとえば、誘致の部で受賞したワン・ヤング・ワールドサミット2022は、次世代リーダーが集い議論を行う会議で22年に東京で開催される。誘致に際し、自治体・行政のみならず企業がイニシアチブを取るなど、オールジャパン体制で取り組んだことが新しい誘致活動として評価された。開催の部で受賞した第39回地球科学・リモートセンシング国際シンポジウム2019は、横浜市と共催し、次世代育成事業として小中学生向けのプログラムを実施した点が市民参加型の好事例として評価された。
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