電子ワクチン接種証明を開発へ、マイクロソフトやオラクル「旅行再開に不可欠」
2021.02.08 00:00

旅行や仕事、学校などの再開に向けて、新型コロナウイルスワクチンの接種記録をデジタルで証明しようと、新たなイニシアチブ「Vaccination Credential Initiative」が立ち上がった。マイクロソフト、オラクル、セールスフォース、コモンズ・プロジェクト財団が名を連ねる。ユーザーが接種したことを証明する情報を暗号化し、アップルウォレットやグーグルペイなどに保存できるようにする。スマートフォン非保有者にはQRコードを印刷した紙での提供を想定している。
オラクルのマイク・シシリア上級副社長は、「世界がコロナから回復し始めると、予防接種、検査、その他の医療記録への電子アクセスが旅行の再開に不可欠になる。インターネットバンキングと同じくらい簡単で安全に情報にアクセスできるようにする」と述べている。
イニシアチブは、コモンパスなどの健康証明アプリと連携して開発されている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Microsoft, Oracle, Salesforce to create standards for storing, sharing vaccination records」
【あわせて読みたい】健康証明アプリの開発続々 IATA、21年早期に健康証明アプリ 国際線再開へデジタル健康証明書、UAらが試行
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