プリンセス・クルーズ、非接触型サービス拡充 21年7月から日本発着を計画
2020.12.14 00:00

プリンセス・クルーズは21年7月から、「ダイヤモンド・プリンセス」で日本発着クルーズの運航再開を目指すと発表した。これに伴い、新型コロナウイルス感染症対策を強化し、最先端テクノロジーを使った非接触型サービスを導入する。ウェアラブル・デバイス「オーシャン・メダリオン」や連携アプリを利用し、IoT(モノのインターネット)で乗客と乗務員をつなげ、人との接触機会を減らす。
オーシャン・メダリオンは、リストバンドやペンダントとしてぶら下げるなど、身に着けて船内のさまざまなサービスを受けられる装置。乗船前に専用アプリをダウンロードし、健康質問票への入力やパスポート情報、船内での要望、会計に関する情報の登録を事前に済ませておくと、時差チェックインや同乗者の船内での位置の特定、飲食物のオーダーなどに利用できる。飲食物は、各種デバイスから専用アプリにアクセスして注文すると、船内のどこへでも届けられる。客室に近づくとドアが自動的に解錠されるスマートキーとしても使える。
オーシャン・メダリオンを利用できる無制限高速Wi-Fiサービス、チップ、1日15杯までのアルコールなど、個別で追加すると1人1泊9500円相当の特典を4000円で提供する料金プランも設けた。
日本発着クルーズは10月16日まで全12コース・15出発日を設定している。
【あわせて読みたい】国内クルーズ再開、まず短期から 国交省、8港で寄港地観光の基盤整備 JTB、クルーズ旅行再興へ始動 19年クルーズ人口は11%増と過去最多
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
キーワード#クルーズ#新着記事
キーワード#プリンセスクルーズ#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
緊急事態宣言で営業縮小再び 店舗休業やツアー中止、販売は仮想体験や春に照準
-
旅行大手の構造改革 コロナ禍で経費・事業に大なた
-
ワクチン接種義務は得策なのか
-
DMO候補7法人が登録取り消し、財源・人材不足や組織重複で コロナ禍も影響
-
MICE業界再興へ方向性 ICCA部会の国際会議「ハイブリッドで収益拡大」
-
日旅、非旅行業分野の開拓強化 新事業展開やDX加速へ組織改正
-
キーワードで占う2021年 GoTo後の喚起策から地域振興DXまで
-
主要旅行業者の10月取扱額65.7%減、GoTo東京追加で国内大幅改善
-
東武トップツアーズ、社会課題解決型営業を強化 公務案件の受託拡大
-
新潟・粟島浦村がガバメントクラウドファンディング、定期航路の存続へ