民泊で長期滞在が増加 エアビーは物件拡充 安全な場所で巣ごもり
2020.05.04 00:00

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宿泊業界で短期賃貸物件を扱うプロバイダーが長期滞在に重点を置くモデルに転換している。
エアビーアンドビーは4月、月間ベースでの滞在を提供する物件が100万件超あると発表した。予約された7泊のうち1泊が長期滞在で、利用可能物件は30%増加した。旅行者は安全や安心を求めているため、特に自分のコミュニティー内で長めの滞在を予約している。不動産の所有者や管理者にとっても在庫を埋める必要がある。
短期賃貸事業を手掛けるD.アレクサンダーのアレックス・アリスンCEOは、現在の危機に立ち向かうため、安全に住み、かつ働くための家の必要性が増しているという情報を聞き、4月10日に短期滞在を止め、中長期滞在に焦点を当てた事業を立ち上げた。
一方、ステイシェアのマイケル・ロビンソンCOOは不動産管理プラットフォーム事業者からの反応が混在していると見ている。旅行者が車で行ける距離にあるビーチや湖などで長期滞在の増加が見られる半面、他の不動産所有者は保有物件をレンタル事業から排除することとした。また別の事業者は長期的な傾向を十分に把握できず、30日間以上も空室になっている何百ものユニットを抱えている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「For alternative accommodations, it’s out with short-term, in with long-term」
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