旅行情報サイトのトラベルズー、アジア業績不振で撤退
2020.04.06 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/city-647400_1280_R.jpg)
旅行情報サイトのトラベルズーは、アジア太平洋地域で展開していた事業を終了すると発表した。北米とヨーロッパが同社の主力事業で、19年に営業利益は1700万ドルに達したが、アジア太平洋市場は営業損失750万ドルを計上したため、全体の営業利益が950万ドルに減少していた。欧米で営業利益が1460万ドルに達した18年も、アジア太平洋は630万ドルの赤字だった。同社は20年までに事業を好転させることを宣言していた。
今後は欧米で収益性の高いビジネスに注力するとともに、最近獲得した収益性の高いサブスクリプションサービスにも力を入れていくという。なお、アジア太平洋の事業収益が全体に占める割合は5.7%と小規模のため、撤退は事業運営に悪影響を及ぼさないと予想している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Travelzoo closes failing Asia Pacific business after it loses $7.5 million in 2019」
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#サブスクリプション#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く