韓国が需要回復一番乗り HIS調査、ソウルはZ世代で人気
2023.08.28 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/forsythia-5065900_640.jpg)
エイチ・アイ・エス(HIS)の調査によると、今年人気の高い海外旅行先は韓国でコロナ禍明けの回復一番乗りを果たしている。背景には、K-POP、美容、ドラマ・映画などが世界的にも人気が高まり、韓流や「Korean Wave」と呼ばれるトレンドが起きていること、週末を絡めた短期間での日程が組みやすいこと、地方空港を含めた運航便の増加による行きやすさなどがある。
HISで1~12月に出発するソウル、プサン、済州島への旅行を予約した人を対象に調査した。8月8日時点の状況によると、ソウルは女性からの予約が約8割(79.4%)と群を抜く。半数(50.1%)が女性同士の旅行で、友人だけでなく母娘の形態も多い。特に母娘では共通の趣味や一緒に推し活を楽しんでいると推察する。
プサンと済州島はともにクルーズ船の寄港地でもあるため、カップルや夫婦も多い。済州島はリゾート地として子連れの家族旅も多くなっている。
年齢別でソウルは20代が36.5%と圧倒的。20代以下で見れば約半数(48.3%)を占めており、ソーシャルネイティブであるZ世代から高い支持を得ていることがわかる。済州島は60代以上が34.9%と最大。19年に21.0%を占めていた20代は6.0%まで大きく減少した。
商品別では、ソウルとプサンは航空券手配とパッケージツアーが約半数ずつ。済州島はパッケージツアーの需要が圧倒的に高く、82.7%を占めている。
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