4月の総旅行取扱額44%減 19年比 国内の回復7割どまり

2023.07.10 00:00

 観光庁がまとめた4月の主要旅行業者43社の総取扱額は、19年同月比44.1%減の2346億3762万円となった。コロナ禍以降初のプラスとなった3月から一転、再びマイナスとなった。

 国内旅行は29.9%減の1583億4007万円。3月は卒業シーズンの学生旅行需要もあったためか7割以上伸びたが、それまでの回復率に戻った格好。分野別で最も回復率が高い外国人旅行は15.8%減の217億9248万円、海外旅行は67.5%減の545億506万円だった。

 企業別では、19年同月を上回ったのは富士急トラベル(25.5%増)のみ。外国人旅行を3割伸ばしたウィラー(3.7%減)がほぼ19年並みで、菱和ダイヤモンド航空サービス(11.9%減)など10社が回復率8割台だった。

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