主要旅行業者の3月総取扱額、19年比18%増 コロナ禍以降で初のプラス 国内76%増でけん引

2023.06.12 00:00

 観光庁がまとめた3月の主要旅行業者43社の総取扱額は19年同月比17.8%増の5310億2994万円となった。コロナ禍以降、19年比でプラスに転じるのは初めて。国内旅行が全国旅行支援の後押しもあって75.7%増の4411億4699万円となり、けん引した。

 外国人旅行は16.5%減の191億7615万円と大幅に回復が進んだ。一方、海外旅行は60.0%減の707億680万円で、回復率は2月とほぼ変わらない。

 企業別で見ると、6社が19年比プラス。最も伸びたのは東武トップツアーズの172.8%増で、4倍に拡大した国内旅行が原動力となった。JTBも86.6%増となるなど、大手の回復が目立った。そのほか、富士急トラベル(99.0%増)がプラスを維持している。

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