<PR>岐阜県養老町がテレワークで町おこし

2023.02.22 10:45

 岐阜県養老郡養老町は21年度地域活性化事業の一環として、内閣府の地方創生テレワーク交付金を活用し、町所有の遊休施設の地域福祉センターをテレワーク施設に改装。約1200㎡の広さの同施設を「YOROffice(ヨロフィス)」と名付け、22年9月から運営を開始している。

ヨロフィスのコワーキングスペース

 この施設の利用促進を図るため、養老町は22年度に内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用。養老町テレワーク施設進出企業補助事業として、ヨロフィスに進出した地域観光資源開発推進機構岐阜支店とDMCビジネス推進事業(シティプロモーション事業)を展開。古民家活用推進協会岐阜支店とはお試し移住推進空き家リフォーム宿泊施設事業に取り組んでいる。

 DMCビジネス推進事業では、地域観光資源開発推進機構岐阜支店が地元旅行会社の養老旅行センターと業務提携を行い、ヨロフィスを利用したワーケーションや企業研修旅行等を行う来町者向けに地域の観光資源を活用した体験プログラムを共同で開発。養老公園内の老舗旅館・千歳楼が提供する薬膳料理教室、ひょうたんランプワークショップ、プライベートヨガ教室のほか、地域の事業者と木工体験、陶芸体験、農業体験、バーベキュー体験を旅行商品として造成した。また、ジャルパックやデジタルデトックス協会と連携して、法人向けにヨロフィスを利用した滞在パッケージ商品を造成した。

千歳楼の薬膳料理教室

 一方、お試し移住推進空き家リフォーム宿泊施設事業では、一連の地域活性化施策は交流人口拡大にとどまらず、養老町への企業進出、移住者増加を目的とすることから、来町者に中長期的に利用できる宿泊施設を提供するための受け入れ環境整備に取り組んだ。具体的には、地域の空き家問題解決に連動させ、町内の空き家3軒をリフォームして簡易宿所登録。エアビーアンドビーやブッキングドットコムなどのOTAでの客室販売を開始した。

西小倉ハウス1の1階リビング

 養老町役場産業建設部産業観光課長兼新食肉基幹市場建設推進室長の竹中修氏は一連の取り組みについて、「養老公園の養老の滝をはじめとする観光地としての魅力を基に、新しい働き方として企業が取り組むテレワークやワーケーションの環境を整えることで、地域活性化を推し進めていきたい」と話している。

関連ウェブサイト
YOROffice https://yoroffice.jp/
DMCビジネス推進事業 https://yorodmc.com/
お試し移住推進空き家リフォーム宿泊施設事業 https://yorootameshiiju.com/
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