「歩いて稼ぐ」で新サービス構想 旅行先の広がり狙う 初の訪問者なら報酬増も
2023.02.06 00:00
歩いてお金を稼ぐサービスを指す「move2earn(ムーブ・トゥ・アーン)」に洞察を得て、ハイパーSQという名のサービスが立ち上がる。旅行者に訪問先選びのインスピレーションを与え、世界を探索することで報酬を得られる仕組み。旅行関連企業には効果的なターゲティング方法を提供するという。
フレディー・ヒックマン共同設立者兼CEOはエクスペディア在籍中、旅行会社やDMOがマーケティングキャンペーンに多額の予算を投じながら、成果を出せないでいることに着目した。非効率的なマーケティングと旅行者のインスピレーションという2つの課題を解決しようとしている。
旅行者がさまざまな場所を訪れることで報酬が得られ、報酬の価値はその地域を最初に訪れた旅行者かどうかなどによって決定される。将来的には、その地域に顧客を呼び込もうとする旅行会社の広告費によって、地域の報酬価値が決定されるようになる。
まずは今後数カ月で広告主となる事業者に提携を持ちかけられるだけのユーザーを集めることを目標とする。第2四半期にはパブリックベータ版を開始する予定。
歩いて稼ぐビジネスモデルはマイルズなどが知られている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「FORMER EXPEDIA EXEC WANTS TO REWARD PEOPLE FOR EXPLORING THE WORLD」
【あわせて読みたい】いつもの移動でマイル 電車に乗っても自転車でも歩いても シリコンバレー発マイルズ上陸、日常の移動にマイルを付与
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
人生に不可欠な“遊び”の場を訴求 カリフォルニア観光局、ブランド刷新で
?>
-
年間平均キャンプ回数が過去最高 日常生活に定着 ソロキャンプも増加
?>
-
ドイツ観光局、開局50周年で需要喚起強化 日本市場は緩やかな回復
?>
-
日本の宿泊施設に新評価基準 ミシュランキーが登場、108軒選出
?>
-
旅行心理、家計に余裕なく節約志向 JTB総研調査 20代は海外旅行に前向き
?>
-
ノルウェージャンクルーズ、ブランドの認知度拡大へ 旅行会社に訴求 日本市場重視で
?>
-
オーストリア観光局、日本事務所開局50周年 24年は記念イヤー尽くし
?>
-
日本人の一人旅、世界で最多 ユーロモニター調査、個人重視傾向が顕著
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く