広島で訪日ツーリズム商談会 G7開催見据え誘客促進図る

2022.12.22 10:30

通訳案内士がサポートして海外の旅行会社と広島県の観光事業者が商談を行った

 広島県観光連盟、広島観光コンベンションビューロー、NTTコミュニケーションズなど10社・団体で構成する「広島を拠点にしたインバウンドツーリズム活性化協議会」(事務局・マイコンシェルジュ)は11月25日、広島県の観光商材に特化した「Japanオンラインツーリズム商談会in広島2022」を開催した。

 バイヤーとして中国・台湾・東南アジアの現地旅行会社約40社が参加。県の観光に詳しい全国通訳案内士や広島県地域通訳案内士を介して県内の観光事業者50社と商談を行った。

 海外の旅行会社からは「これまで原爆ドームと宮島しか知らなかったが、広島には魅力的な観光素材が多くあることがわかった」「現地手配できる地元ランドオペレーターとつながれた」、参加した事業者からは「一度に10社以上の海外の旅行会社に直接商品をアピールできた」「OTA以外の販路ができそう」という声が聞かれた。

 今回の商談を踏まえ、たびまちゲート広島など県の旅行会社がランドオペレーターとしてアフターフォローを重ね、中国や東南アジアからの誘客実現を目指す。

 23年3月3日には欧米豪の旅行会社に向けて実施する。5月のG7サミット開催で注目を集める広島の、訪日旅行商品造成に取り組む海外の旅行会社を増やすためにアピールしていくという。

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