積水ハウス、道の駅拠点にツアー DMOと連携 京丹波町でサイクリング
2022.04.25 00:00

積水ハウスはマリオット・インターナショナルと取り組む「TripBase道の駅プロジェクト」で、道の駅を拠点としたツアーを企画・販売する。初めて手掛けるのは、京丹波町でのサイクリングツアー「親と子のきずな旅」。森の京都地域振興社(森の京都DMO)が販売を担当するなど、アライアンスパートナーの自治体やDMO、民間企業と連携して実施する。
ツアーは5月7~8日と6月4~5日の2回催行(各回5組10人限定)。道の駅に隣接するフェアフィールド・バイ・マリオットに宿泊する。マウンテンバイク型の電動アシスト付き自転車(E バイク)でガイドと共に京丹波町の隠れたスポットを巡る。全長35km のサイクリングの途中で楽しめる複数のアクティビティーや夜にはその思い出を振り返るたき火イベントも用意した。料金はEバイクレンタル料、保険料、ガイド料、宿泊費を含めて1組4万円。
食事や土産の購入などで道の駅や地域の店舗を利用してもらい、地元の人々との交流や道の駅との往来を促すのがプロジェクトの基本設計だ。積水ハウスがツアー全体の取りまとめ役となり、サイクルベースを各地で展開するあさひやアウトドア用品のUTSunが企画・運営に加わった。
京丹波町は丹波栗・黒豆などの特産品や豊かな自然を求めて多くの観光客が訪れるが、ほとんどが日帰り。滞在時間を拡大する狙いで準備を重ねてきた。次回以降のツアーの計画も進める。
道の駅プロジェクトは18年11月に旗揚げし、ロードサイド型ホテルを整備することで観光を通じた地域活性化を目指している。今後、京丹波と同様の取り組みを他のホテル開業エリアに拡大することや異なるテーマで展開していく可能性もある。
【あわせて読みたい】道の駅、新ステージへ 地域活性、ドライブ旅行の拠点に 2019年10月7日号>道の駅、新ステージへ 地域活性、ドライブ旅行の拠点に
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