マリオット、SNS広告で他社上回る シェア93% 若者にアプローチ
2021.12.13 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/social-3064515_640.jpg)
ソフトフェア会社ブランドトータルの収集データによると、主要大手ホテルチェーン5社による有料ソーシャルメディア広告のうち、マリオット・インターナショナルは93%と圧倒的なシェアを占めた。分析の対象期間は9月19日~11月17日。フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブ、ツイッター、リンクトインなどSNS のユーザーを顧客ターゲットにするマリオットの戦略を示している。
他のホテルチェーンでは、ヒルトンが5%、IHGとウィンダムがともに1%、ハイアットは0%だった。ただし、マリオットは露出の多さに反してエンゲージメントは低く4万4900件で、ヒルトンの4万9200件を下回った。
ホテルチェーン各社は必然的にZ世代をターゲットにしている。すべての広告インプレッションの半数以上が18~24歳のセグメント層にヒットし、28%が25~34歳、12%が34~44歳にリーチした。ブランドトータルのアロン・レイボヴィッチCEO兼共同創設者は、「若い世代は新型コロナウイルスの流行をあまり心配しない。ホテル会社はZ 世代とミレニアル世代のレジャー旅行者を積極的にターゲットにしている」と動向を分析している。
チャネル別では、グーグルの動画共有サイトはすべての広告インプレッションの40%を確保した。フェイスブックが24%、リンクトインが19%、ツイッターが16%と続く。インスタグラムはわずか1%だった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「MARRIOTT OUTSPENDS HOTEL RIVALS ON SOCIAL MEDIA ADS」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
人生に不可欠な“遊び”の場を訴求 カリフォルニア観光局、ブランド刷新で
?>
-
年間平均キャンプ回数が過去最高 日常生活に定着 ソロキャンプも増加
?>
-
ドイツ観光局、開局50周年で需要喚起強化 日本市場は緩やかな回復
?>
-
日本の宿泊施設に新評価基準 ミシュランキーが登場、108軒選出
?>
-
旅行心理、家計に余裕なく節約志向 JTB総研調査 20代は海外旅行に前向き
?>
-
ノルウェージャンクルーズ、ブランドの認知度拡大へ 旅行会社に訴求 日本市場重視で
?>
-
オーストリア観光局、日本事務所開局50周年 24年は記念イヤー尽くし
?>
-
日本人の一人旅、世界で最多 ユーロモニター調査、個人重視傾向が顕著
キーワード#SNS#新着記事
キーワード#マリオット#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く