航空付帯収入が増加見通し コロナ感染拡大地域で支出増
2021.11.29 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/baggage-hall-775540_640.jpg)
アイデアワークスカンパニーとカートレーラーがまとめた報告書によると、航空会社の21年の付帯収入は全世界で前年比13%増の658億ドルとなる見通しだ。カートレーラーのアイリーン・マコーマック最高商務責任者は「22年に目を向けると、旅行者の進化する需要を満たすため、アンシラリーサービスを使用する創造的な方法を見いだす航空会社がトップに立つだろう」と述べている。
IATA(国際航空運送協会)によると、20年の平均運賃は大幅に下落し、21年も減少傾向が続く見通しだが、対照的に付帯収入は増加している。乗客1人当たりの付帯収入は19年は23.9ドルで、21年は27.6ドルの予測。出張がほぼ停止したため、レジャーが増え、より多くの手荷物を預け入れる乗客が増えた。座席指定は機内エンターテインメントやWi-Fiと同様に購入頻度が高い。
報告書によると、ワクチン接種率が高い地域では付帯サービスの購入が低下した。これとは反対にコロナの感染が拡大している地域では、広めの座席スペースなどへの支出が高まった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AIRLINE ANCILLARY REVENUE EXPECTED TO TOP $65.8B IN 2021」
カテゴリ#海外旅行#新着記事
-
?>
-
人生に不可欠な“遊び”の場を訴求 カリフォルニア観光局、ブランド刷新で
?>
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
?>
-
ブランドUSA、セールスミッションで日本重視の姿勢 目標達成へ市場の回復欠かせず
?>
-
韓国団体旅行の販売意欲促進へ JATA・KTOが共同でコンテスト
?>
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く
?>
-
ドイツ観光局、開局50周年で需要喚起強化 日本市場は緩やかな回復
?>
-
夏の海外旅行、19年の6割 JTB推計 国内も需要に落ち着き
?>
-
旅行心理、家計に余裕なく節約志向 JTB総研調査 20代は海外旅行に前向き
キーワード#IATA#新着記事
キーワード#牛場春夫#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く