航空付帯収入が増加見通し コロナ感染拡大地域で支出増
2021.11.29 00:00
アイデアワークスカンパニーとカートレーラーがまとめた報告書によると、航空会社の21年の付帯収入は全世界で前年比13%増の658億ドルとなる見通しだ。カートレーラーのアイリーン・マコーマック最高商務責任者は「22年に目を向けると、旅行者の進化する需要を満たすため、アンシラリーサービスを使用する創造的な方法を見いだす航空会社がトップに立つだろう」と述べている。
IATA(国際航空運送協会)によると、20年の平均運賃は大幅に下落し、21年も減少傾向が続く見通しだが、対照的に付帯収入は増加している。乗客1人当たりの付帯収入は19年は23.9ドルで、21年は27.6ドルの予測。出張がほぼ停止したため、レジャーが増え、より多くの手荷物を預け入れる乗客が増えた。座席指定は機内エンターテインメントやWi-Fiと同様に購入頻度が高い。
報告書によると、ワクチン接種率が高い地域では付帯サービスの購入が低下した。これとは反対にコロナの感染が拡大している地域では、広めの座席スペースなどへの支出が高まった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AIRLINE ANCILLARY REVENUE EXPECTED TO TOP $65.8B IN 2021」
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