びゅうトラベルサービスが社名変更 観光流動創造会社を標榜 個人商品はウェブ変動型に
2021.11.29 00:00
びゅうトラベルサービスは22年4月1日付で社名をJR東日本びゅうツーリズム&セールスに変更する。個人型旅行商品をウェブのダイナミックパッケージに特化して内容を拡充するほか、運営する駅たびコンシェルジュは店舗数拡大とも併せて、東日本エリアの観光情報発信力を強化する。観光流動創造会社を標榜し、地域と連携した新しい観光需要を創造できる会社として新たなスタートを切る。
個人型旅行商品はJR 東日本びゅうダイナミックレールパックの新名称で一本化。これまでのびゅうパッケージツアーは3月31日帰着分までで販売を終了する。ダイナミックレールパックは、新幹線・特急列車と宿泊施設を自由に組み合わせて一括予約ができ、宿泊施設のみ需要に応じて価格が変動する仕組みだったが、今後は鉄道にも変動型を適用する。予約時の利便性向上へよりわかりやすくスムーズに操作ができるシステムにするほか、取り扱いエリアも従来の北海道・東日本・北陸に加えて関西・東海エリアにも広げ、対象列車も拡大する。
びゅうプラザに代えて立ち上げた駅たびコンシェルジュは旅行販売拠点から脱し、旅の提案を主眼とした店舗で、現在までにオープンしている川崎駅、秋田駅、羽田空港に加えて12月1日には池袋、品川、長野の各駅に開業。22年1月以降も東京、福島、山形、仙台に開業を予定している。
店舗では旅のコンサルティングと地域情報の発信、大人の休日倶楽部をはじめとするシニアや訪日旅行者へのサポート等を行うが、旅行者受け入れ拠点としても機能し、スタッフが現地散策も手掛けるのが特徴。店舗拡大とともにこれら機能を強化し、イベント等を通じた地域連携も図る。
【あわせて読みたい】JR東日本が旅行販売をウェブに特化、22年春までにびゅうプラザ全店閉鎖へ JR北海道も旅行店舗閉鎖へ
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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