ウーバー、アルコールも配達へ コロナ下で食品需要伸長
2021.02.22 00:00
ウーバーはアルコール配達サービスのドリズリーを約11億ドルで買収することで合意した。ドリズリーは完全子会社となり、マーケットプレイスはウーバーイーツのアプリと統合されるが、引き続き自社のアプリは維持する。
12年に設立されたドリズリーのマーケットプレイスは、数千の地元事業者と協力しており、米国の1400を超える都市の規制に完全に準拠するように設計されている。今後、ウーバーの一部として、ライドシェアや消費者基盤にアクセスできるようになる。
配達ドライバーは新しいサービスで稼ぐ機会が増える。「どこに行きたいのか、何を手に入れたいのか、ウーバーの目標は人々の生活を少し楽にすること。そのため、食料品、処方箋、そしていまではアルコールなどの新しいカテゴリーに分岐した」とウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは説明する。 「ドリズリーは総予約数を前年比で300%以上増やした。今後数年間でグローバルに拡大することで成長を加速させることができる」(同)
コロナ禍で配車サービスは打撃を受けており、同社は予約が伸びている食品配送ユニットに着目。昨年7月には26.5億ドルで食品デリバリーを手掛ける競合のポストメイツを買収した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Uber acquires alcohol delivery service Drizly in $1.1B deal」
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