「どこにも行かない旅行」の人気沸騰、星宇航空は数秒で売り切れ
2020.09.07 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/ulm-288912_640.jpg)
入国制限を講じる国が依然多いなか、旅行を希望する消費者にクリエイティブなソリューションの開発が試行されている。その1つが「どこへも行かないフライト」だ。
台湾の星宇航空は、8月7日の桃園空港から桃園空港へのフライトのチケットを購入した人が200人近くに上った。 クルックとの共同企画で、発売からわずか数秒で売り切れた。機材はエコノミークラス180席、ビジネスクラス8席で、午前11時に出発し、東海岸を飛行し、フィリピンを通過して空港に戻る3時間のフライト。クルックが高級ホテルでの1泊と食事を付けたパッケージも数分で売り切れた。フライト中、乗客は機内エンターテインメント、免税品割引、台北にあるミシュラン1つ星レストラン「ロングテイル」が用意する機内食を利用できる。
エバー航空とチャイナエアラインも同様のフライトを提供しているほか、一部のクルーズ会社はどこにも行かないクルーズ旅行を提供している。停泊せず同じ港に戻るショートツアー。ハパグロイド・クルーズとTUI クルーズはハンブルク港で終始するクルーズを提供しており、乗船率は60%だった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Will “trips to nowhere” become a short-term solution for travel-hungry consumers?」
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