“スーパーアプリ”のグラブ、8.6億ドルの大型調達 三菱UFJなどから
2020.03.23 00:00

配車アプリのグラブは合計8億5600万ドルに上る2件の資金調達を行った。金融サービスとデジタル決済の機能向上を推し進める狙い。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)から7億600万ドルを調達した。MUFGは東南アジアで次世代のオーダーメイド金融サービスを共同開発する目的でグラブと業務提携を締結。支払いや小口金融などのサービスを共同で立ち上げ、銀行口座を持たない東南アジアの顧客層のニーズを満たす。2つ目の資金調達は、キャッシュレス決済ソリューションを開発する目的でTISインテックグループから1億5000万ドルを得た。
12年の営業開始以来、グラブは1億8500万以上のモバイルデバイスにダウンロードされている。 配車サービスにとどまらず、東南アジア8カ国にまたがる輸送、食品、金融など多様なサービスを備えた“スーパーアプリ”に進化している 。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Grab raises $856M to grow financial services, digital payments in Southeast Asia」
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