有田市がシェアサイクル推進へ、市内10カ所に駐輪ポート設置

2019.10.28 00:00

実証実験開始で行われたセレモニーの様子

 和歌山県有田市は、シェアサイクルを活用した観光・地域活性化の推進を目指し、民間企業・団体3社と連携協定を締結した。市内10カ所に駐輪ポートを設け、22年8月26日まで実証実験を行う。

 オーシャンブルースマートが展開する自転車シェアサービス「PiPPA(ピッパ)」を活用。和歌山県自転車軽自動車商業協同組合有田支部が自転車の配車と修理を担い、NECソリューションイノベータが利用データを分析する。得られた結果から、観光政策に寄与するデータを有田市に提供する。

 有田市は現在、5つの地域資源を磨き上げていく「西海岸エリア5つ星プロジェクト」を推進するなど、魅力向上への取り組みを強化している。今回の協定で2次交通の整備を目指す市は、シェアサイクルが観光客や市民にとって快適で便利な交通手段として機能するかを検証する。