19年オンライン旅行の注目ポイントは? 第一人者が挙げる5つの鍵
2019.07.15 17:56

インターネット分野の第一人者として知られるメアリー・ミーカー氏による恒例の「インターネット・トレンド」2019年版が発表された。旅行関連では5つの項目が取り上げられている。
1つ目は大手インターネット企業の成長だ。時価総額の上位30社にアリババ、テンセント、ブッキング・ホールディングス、ウーバー、美団・大衆点評が名を連ねる。ウーバーと美団は2年前は非上場で番付に登場していなかった。2つ目はデジタルの利用増だ。ユーチューブ利用者は17年から22~27%増、インスタグラムは13~19%増となった。インスタグラムは、「旅行が最も多くのトラフィックを引き付けており、他に比べて2倍も多くビデオを閲覧する」と語っている。
3つ目は画像で「コミュニケーションのための適切な方法」と強調。4つ目はデータ開発。いまやデータ収集、接続の管理、データの最適化が勝利を得た企業とされている。
5つ目は中国のインターネットの動向。モバイルで短編ビデオの視聴に費やす時間は18年の3億時間超から19年には6億時間へと増加。また、美団やアリペイが“スーパーアプリ”に進化していることにも言及した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Mary Meeker’s annual report: Growing giants, next-gen data and super apps」
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