タヒチ観光局、質重視でスローツーリズム推進 人口と同規模の旅行者数を維持
2023.11.24 13:23
タヒチ観光局は27年までの中期計画でスローツーリズムを推進する。施策の一例として、ボラボラ島へのクルーズ船の1日当たり観光客数を1200人までとし、大型船の寄港を禁止する。タヒチの総人口と同じ年間28万人程度までの渡航者数を維持しながら、質が高い旅行者を誘致していく。
ジャン-マーク・モスランCEOとフランス領ポリネシア大統領観光・国際航空運送部門テクニカル・アドバイザーのギリアム・コロンバニ氏が先ごろ来日し、方針を語った。日本人旅行者は滞在日数が平均7日と全渡航者平均の16日より短いが、現地での消費額が高いこともあり、日本市場を重視している。
日本からのアクセスは、エアタヒチヌイ(TN)が成田/パペーテ線を10月30日から週2便で運航を再開した。しかし、24年5月8日~10月26日まで再度運休する計画。今後、欧米市場の旅行需要がより高まると予想されるほか、主要ホテルのリノベーションで客室供給量が減少している。また日本のアウトバウンド市場の回復がコロナ禍前の40~50%程度となっている点などを鑑み、判断した。
ただし、運休期間中も日本市場へのPRは継続して実施する。
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