JTB、クルーズでも地域振興 「第2の元年」到来で好機
2023.11.20 00:00
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JTBは日本船社が新船を投入し複数船体制が始まる24年を「第2のクルーズ元年」と目し、クルーズ事業を強化する。クルーズ商品の販売にとどまらず、寄港地観光を充実させ、訪日客を取り込む。足掛かりとして、24年12月に「MITSUI OCEAN FUJI」を就航予定の商船三井クルーズと市場拡大に向けた連携協定を締結した。
寄港地観光は現在、バスで巡る形態が中心だが、FITに対応する。事業者向け在庫・予約一元管理システム「JTB BÓKUN」を使い、レンタカーで回ったり、体験ができるようにする。「自治体がクルーズ誘致に力を入れるなか、コンテンツ開発で連携していきたい」(花坂隆之代表取締役専務執行役員)
日本のクルーズ人口は19年に過去最高の35.7万人。若い世代に広げ、訪日客も含めれば市場規模は3倍以上になると見る。商船三井も訪日客獲得に乗り出す方針で、JTBの海外拠点で需要把握やプロモーションを行う。連携の第1弾として、25年1月の全船貸し切り南米一周クルーズも発表した。
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