リクルートの雪マジ、需要創出に一定の効果 若年時の経験がその後に影響
2023.10.30 00:00
リクルートのじゃらんリサーチセンターは、12年にわたり展開する「雪マジ!19」の需要創出効果をインターネット調査等で検証した。それによると、23~31歳で過去1年以内にスキー・スノーボードをしたのは70万2400人で、その半数近い43.3%が雪マジの経験者だったと推計した。
雪マジは、20歳前後の若者に0円でレジャー・観光や地域での体験を提供する若年層の旅行需要創出企画「マジ☆部」の一環。19歳を対象に全国約160のゲレンデでリフト券が無料になる。スキーに行ったことのない若者を誘い合わせることで、スキーレジャーの需要創出と地域活性化を実現できると想定した。
アンケートでは、雪マジがあったからスキー場に行ったとする回答が35~40%を占めた。行く回数や場所が増えたという回答は80%以上。同社は継続して企画を行うことでデビュー支援につながり、需要を継続的に創出できると分析する。
また、直近シーズンに宿泊でスキー場に行った回数は雪マジ経験者の1.7回に対して23~40歳全体では1.1回。同様に、宿泊費を除く現地消費額は1万3697円に対し、全体では9124円だった。
今後のスノーレジャーをファミリー層で実施する意向も高い。同社は家族で楽しむ層も増えていくのではと推測している。
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