外国船クルーズの日本寄港、23年は1260回に 国交省まとめ ゼロから急回復
2023.09.18 00:00
国土交通省によると、23年の外国船社によるクルーズ船寄港回数は1260回となる見通しだ。船社や船舶代理店への聞き取りを基に港湾局が5月に取りまとめた。外国船は20年3月以降、コロナ禍で日本への寄港や日本発着など国際クルーズが停止し、今年3月に3年ぶりに再開された。コロナ禍前の19年は1932回、訪日クルーズ客は215万人を数えていた。
本数にすると、外国船によるクルーズは23年に272本が予定されている。国際クルーズ再開時点で166本が計画されていたことを踏まえると、急速に回復している。集計は5月25日時点のため、今後積み上がる可能性もある。
訪日客数の動向に大きな影響をもたらす中国発着の日本向けクルーズも、6月18日からブルードリームインターナショナルクルーズと招商バイキングクルーズが運航を再開した。
観光立国推進基本計画では、25年に訪日クルーズ客数をピーク水準の250万人まで回復させるとともに、外国クルーズ船の寄港回数2000回、寄港する港湾数100港を目指している。
【あわせて読みたい】国際クルーズようやく再開 外国船に厳格なガイドライン 寄港地の負担軽減へ配慮 訪日クルーズ250万人回復へ 25年政府目標 100港へ増加も推進
カテゴリ#観光政策#新着記事
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