6月の百貨店外客売上高、コロナ前水準にほぼ回復 客数16倍に増加
2023.08.14 00:00
日本百貨店協会が取りまとめた88店舗の6月の訪日外国人免税売上高は、前年同月比320.3%増の約280億円となった。購買客数が約16.3倍の約30万人に増えた。売上高は19年同月比0.8%減とほぼコロナ禍前の水準に回復し、コロナ禍が始まった20年2月以降の最高額を記録した。
売上高を品目別に見ると、ラグジュアリーブランドなど一般物品が300.3%増の約239億円。化粧品・食品など消耗品はさらに伸びが大きく、491.9%増の約41億円となった。ただし、売上高に占める消耗品の割合は14.7%と5月とほぼ変わらない。
1人当たりの購買単価は74.2%減の約9万3000円だった。マイナス成長が続くが、金額は5月から持ち直した。
【あわせて読みたい】上半期の訪日客、1000万人超え 5市場が19年上回る 消費額回復はさらに急ピッチ 観光立国推進基本計画、人数から質重視に転換へ 新目標案に持続可能な観光地域数
カテゴリ#観光統計#新着記事
-
?>
-
免税売上高、すでに23年超え 1~7月で過去最多に 単価上昇
?>
-
主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく
?>
-
主要空港の外国人旅客、羽田・福岡が1.5倍 コロナ前比較 米国・韓国の伸び顕著
?>
-
7月のホテル客室利用率81% 夏季イベントで好調も複数のキャンセル要因
?>
-
免税購買客、6月は過去最多の57.9万人 上半期の売上高初の3000億円台
?>
-
主要旅行業者の5月取扱額、19年比でも10社がプラス 業務渡航系が顕著
?>
-
主要7空港の4月利用実績 那覇が外客数74%まで回復 路線増が好材料に
?>
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
キーワード#インバウンド#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
箱根でロボット案内の実証実験 訪日客増でスタッフ確保に課題
-
来たれ!クルーズブーム 日本船建造ラッシュをてこに
-
「成長はリスクを取ってこそ」 カブクスタイル砂田CEO、HafHで第2ステージへ
-
HIS、旅行業の社内カンパニー設置 持ち株会社制移行を見据え
-
主要旅行業者の6月取扱額、国内・訪日が19年比8割回復 募集型との差大きく
-
高騰する米大学の授業料
-
HIS、コンテナホテルに出資 株式20%取得 地方への誘客拡大
-
交通空白解消へ概算要求274億円 ライドシェアで地域と観光の足を確保
-
ヤマト営業所で手荷物預かり 難波に自動搬送型の保管システム
-
産官学連携ツアーで完売目指す 阪急・日大・三島市 マネタイズのモデルを提言へ