MSCクルーズ、日本で通年運航へ 1~3月に沖縄発着を実施
2023.05.15 00:00
MSCクルーズが運航する「MSCベリッシマ」(総トン数17万1598トン、乗客定員5655人)が4月27日、横浜港・大黒ふ頭客船ターミナルに寄港した。同船の日本寄港は初めて。船内では初寄港およびMSCクルーズジャパン創立15周年の記念式典が行われ、オリビエロ・モレリ代表取締役社長は「年内に予定している27本の横浜発着クルーズに加え、24年1~3月にはMSCベリッシマによる那覇発着の沖縄クルーズを行う」と発表した。
式典にはMSCクルーズのジャンニ・オノラートCEOも出席。「日本でのクルーズ再開に喜んでいる。諸官庁や旅行会社の皆さんと共に祝いたい」と語った。またモレリ社長は、「沖縄クルーズを実施することで、MSCは日本で通年でクルーズを行うこととなる。日本におけるクルーズの新時代を切り開きたい」と語った。
MSCベリッシマは日本で就航するクルーズ船として最大級。沖縄クルーズは那覇発着で宮古島、石垣島、基隆(台湾)に寄港する4泊5日6本、5泊6日6本の計12本を予定している。
【あわせて読みたい】オーシャニアクルーズ、日本市場の早期回復に期待 24年の大型船寄港も決定 日本発着クルーズ、滑り出し順調 カーニバル・ジャパン堀川社長「日本人客は5月が分岐点」 訪日クルーズ250万人回復へ 25年政府目標 100港へ増加も推進
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
旅行取扱額で19年超え企業、11社に拡大 10月実績 海外旅行は7割まで回復
-
キーワードで占う2025年 大阪・関西万博からグリーンウオッシュまで
-
「海外旅行は国の大きな課題」 JATA髙橋会長、回復へ政策要望
-
肩書インフレという時代
-
観光産業底上げに国際機関が重要 PATA日本支部、活動を再び積極化
-
『日経トレンディ2025年1月号 大予測2030-2050』 勝負を決めるのは人間
-
旅行業の倒産、24年は低水準 零細企業中心に22件 すべて消滅型
-
ビッグホリデー、「旅行商社」を標榜 販売店との共栄へ新事業 まず介護タクシー旅行
-
海外旅行市場、若年女性がけん引 25年の実施意向トップ 国内旅行でも顕著
-
OTOAが5年ぶり新年会 海外旅行回復や支払い改善促進に期待