IATAとトラバリスト、排出ガス測定で協力 大手OTAが計算データなど検討
2023.01.09 00:00
IATA(国際航空運送協会)とトラバリストは、航空旅行が気候に与える影響を消費者に明確にするため、協力することで合意した。トラバリストは旅行業界の有力企業でつくる連合体。自然環境の保全や保護を促す活動で、英ヘンリー王子が主導して19年に発足した。ブッキング・ドットコム、トリップドットコム、スカイスキャナー、トリップアドバイザー、ビザが創設メンバーで、現在9社で構成する。
「航空会社と旅行技術部門がこのように協力するのは初めて。脱炭素化における画期的な瞬間だ」とトラバリストのサリー・ダヴェイCEO。「気候の緊急事態に直面し、旅行者は旅行の決定の基礎となるCO2排出量に関する明確な情報を必要としている。最も正確な炭素計算を簡単に提供することを目指す」と語る。
両組織による協力は、持続可能な航空燃料(SAF)の説明方法を含め、路線ごとの乗客の排出量計算データと標準的な方法論に焦点を当てる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「IATA AND TRAVALYST WILL ALIGN EMISSION CALCULATIONS」
【あわせて読みたい】持続可能な旅の企業連合、エクスペディア加盟で活動に広がり CO2排出量測定など
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