日本コンベンション協会、5カ年の中期計画策定 人材育成や社会的認知度向上
2022.07.25 00:00

日本コンベンション協会(JCMA)は26年度までの5カ年の中期計画を策定した。人材の育成・確保、MICE業界の発信力強化や認知度向上に取り組む。コロナ禍で環境が激変し、新たな事業手法など変革が求められている。デジタルリテラシーの向上やグローバル人材の育成、サステナブルなMICE への対応を進める。先ごろ開催した社員総会で決議された。
特に人材は喫緊の課題。勉強会や交流機会を設けて育成するほか、流出の抑制も重要とした。次世代人材の確保では大学のインターンシップや寄付講座を通じてMICE への興味を喚起する。
発信力の強化では効果的な方策の1つに他団体との連携を挙げ、連携相手や方策を検討する。社会的な認知度向上策として日本標準産業分類への掲載も目指す。PCO/DMC は「他に分類されないその他の事業サービス業」に分類されるも、コンベンションやMICE運営事業等としては掲載されていない。次回改定が予定される24年4月の掲載を目指し、必要な準備を行う。
サステナビリティーに関しては今後方針を策定し、公開を目指す。
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