旅行の成約率が上昇傾向 買い物かご放棄は減少
2022.05.23 00:00

クアンタムメトリックの調査によると、旅行の成約率は着実に伸びており、昨年1月から今年3月までの間に36%も上昇した。一方、買い物かごの放棄率は低下している。
同社は「第1四半期のインフレとガソリン価格の上昇にもかかわらず、米国では3月初旬に買い物かごの放棄率が大幅に低下した」と述べている。英国でも放棄率は改善されたが、昨年に比べ42%高いままで、物価上昇やウクライナ侵攻の影響があるとみられる。
買い物かごの平均額は旅行への投資意欲を反映しており、21年12月以降、着実に上昇している。米国と英国では過去4カ月で26%増加。ただし、消費者は依然として価値を求めており、56%が最良の価格を見つけることが第一と答え、51%は2~3のサイトを見て購入している。
50%以上が旅行の調査や購入にモバイルデバイスを使用。しかし、デスクトップ経由の予約はモバイル経由より依然として高く、第1四半期はデスクトップ経由の成約率が24%増加した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「CONVERSION RATES UP, ABANDONED CARTS DOWN AS TRAVEL RECOVERS」
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