主要旅行業者の12月取扱額31.6%増 国内プラス転換も19年比半減

2022.03.14 00:00

 観光庁がまとめた21年12月の主要旅行業者45社の総取扱額は前年同月比31.6%増の1740億3847万円で3カ月ぶりのプラスに転じた。GoToトラベルキャンペーンは再開に至っていないが県民割が一定程度貢献した模様で、国内旅行が31.4%増の1664億9624万円となった。

 海外旅行は33.9%増の56億9013万円、外国人旅行は41.2%増の18億5208万円と増加傾向が続くが、コロナ禍前の19年同月比では約9割減と大幅な低迷。国内旅行は約2割減まで回復したが、総取扱額はほぼ半減の状況だ。

 企業別では35社が前年同月を上回った。ただし、19年同月比では、国内旅行を堅調に伸ばしている富士急トラベルを除くすべての会社がマイナスだった。

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