主要旅行業者の11月総取扱額13.7%減、GoTo反動で国内マイナス

2022.02.14 00:00

 観光庁がまとめた11月の主要旅行業者45社の総取扱額は前年同月比13.7%減の1707億8747万円となった。GoToトラベル事業が実施された前年の反動減で国内旅行が16.5%減の1608億6234万円。帰国後の自主隔離や外国人の新規入国制限が緩和され、海外旅行は67.0%増の70億3194万円、外国人旅行は172.6%増の28億9318万円となったが、観光は止まったままで19年比で海外が95.6%減と低迷が続いている。

 企業別では25社が前年同月を上回った。大手は上位5社中で唯一、全分野で増加したJTBが8.0%のプラス。伸び率は菱和ダイヤモンド航空サービス(242.2%増)、ケイライントラベル(146.1%増)、エヌオーイー(108.0%増)など、業務渡航系が目立った。

【あわせて読みたい】主要旅行業者の10月取扱額22.1%減、GoToなく国内マイナス