ハワイ州観光局、島ごとにSDGs旅行開発 日本人受け入れ準備も着々
2021.03.08 00:00

ハワイ州観光局(HTJ)のミツエ・ヴァーレイ日本支局長は3月2日、今後の重点施策を発表し、持続可能な観光を軸にSDGs(持続可能な開発目標)と掛け合わせた企業インセンティブや教育旅行を強化する方針を示した。SDGsは近年強化してきた分野だが、島ごとに観光戦略を立てたのが特徴。官民一体で島のコミュニティーと旅行者が求める観光のあり方を検討する。
まずは、各島で住民が守りたい環境や文化を旅行体験に結びつけ、小規模グループに対応できるプロダクトの開発を進める。また、姉妹都市関係も強化したい意向で、単なる修学旅行にとどまらない教育旅行にも力を入れる。
日本からの海外旅行再開に向けては、防疫措置に加えて旅程や顧客の管理を徹底する小規模管理型のパッケージツアーの試行をJATA(日本旅行業協会)が模索しており、HTJは積極的に協力する構え。「ハワイとしては(受け入れ体制を)3月末までに整える」(ヴァーレイ日本支局長)とし、日本の動きに対応できるよう準備を進めている。
【あわせて読みたい】JATA、海外旅行の再開ハワイから模索
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