12月百貨店外客売上89%減、通年は4年ぶりマイナス
2021.03.01 00:00
日本百貨店協会がまとめた20年12月の外国人観光客の来店動向によると、調査対象89店舗の総売上高は前年同月を88.6%下回る34億4000万円となった。購買客数は97.8%減の9000人だった。売上高、客数ともに11カ月連続のマイナス。売上高の内訳は、一般物品が86.6%減の23億9000万円、消耗品が91.4%減の10億5000万円だった。一方、1人当たりの購買単価は427.7%増の36万円に上り、13カ月連続でプラス。
20年1~12月の通年では、総売上高は前年比80.2%減の686億2000万円。新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国制限により訪日外国人が急減し、4年ぶりに前年を下回った。内訳は、一般物品が77.7%減の414億3000万円、消耗品が83.0%減の271億9000万円。
カテゴリ#観光統計#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
旅行取扱額で19年超え企業、11社に拡大 10月実績 海外旅行は7割まで回復
-
キーワードで占う2025年 大阪・関西万博からグリーンウオッシュまで
-
「海外旅行は国の大きな課題」 JATA髙橋会長、回復へ政策要望
-
肩書インフレという時代
-
ビッグホリデー、「旅行商社」を標榜 販売店との共栄へ新事業 まず介護タクシー旅行
-
観光産業底上げに国際機関が重要 PATA日本支部、活動を再び積極化
-
旅行業の倒産、24年は低水準 零細企業中心に22件 すべて消滅型
-
『日経トレンディ2025年1月号 大予測2030-2050』 勝負を決めるのは人間
-
海外旅行市場、若年女性がけん引 25年の実施意向トップ 国内旅行でも顕著
-
OTOAが5年ぶり新年会 海外旅行回復や支払い改善促進に期待