ブッキング・ドットコム、21年の旅行は一人旅がブームと予測 日本人の海外離れに懸念
2020.12.14 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/c4d345c8e3ed453f7da674eaee06c0bf-1.jpg)
コロナ前に比べ、一人旅を計画する日本人旅行者は増えている。
ブッキング・ドットコムはこのほどポストコロナ時代の旅行トレンドをまとめ、「一生に一度の一人旅を計画し、広い世界に飛び出したい」との志向が広がると予測した。コロナ禍で抑えられていた欲求やぜいたくの捉え方の変化などが影響し、21年は旅行タイプも変わっていくと見通している。
調査は7~ 8月、過去1年間で旅行した経験があり、今後1年以内に旅行に出かける予定のある成人を対象に実施。流行する旅行として、癒やしの一人旅、リラックスというぜいたくをする旅、大切な人との再会、週末旅行、グルメ旅の5つを挙げた。
コロナ前に一人旅を計画していた日本人旅行者は16%だったが、今後計画すると回答した人は27%に上った。また、出かけることに慎重になった20年の旅行の埋め合わせをし、今後はもっと旅行をしたいと回答した日本人も28%を占め、旅行経験者ほど意欲的な傾向がうかがえる。ただ、移動制限が解除されても海外旅行は敬遠するという人は約8割に上った。世界全体では約半数なのに対して高く、今後、海外旅行離れが進む可能性がある。
また、日本人旅行者のぜいたくに対する捉え方の変化についても指摘。5つ星ホテルなど高級ホテルに滞在することを計画している人は22%だが、リラックスできる旅を計画していると回答した人は64%と過半数を占めた。リラックスすることが本当のぜいたくと捉える傾向がみられる。
週末旅行については、19年と比較し、短期間の旅行により多く出かけたいと考えている人が日本では34%を占めた。先々の計画を立てても中止に追い込まれる可能性を危惧している旅行者は多いとし、気軽に行ける旅行への需要が増えると予想している。
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