22年の旅はセルフケアが鍵 ブッキング・ドットコムのトレンド予測
2021.11.22 00:00
22年の旅は、セルフケアとしての価値が注目されるほか、旅先では一切仕事をしないことなどがポイントになる。ブッキング・ドットコム・ジャパンは、世界31カ国・地域の約2万4000人の旅行者を対象に実施したオンライン調査などから、今後の7つの旅行トレンドを予測した。
調査では、日本人旅行者の74%が「旅はどんな休息やリラクゼーションよりも幸福(ウエルネス)につながる」と回答した。このことから、日々の運動や瞑想などより旅が最大のセルフケアになると見通した。旅が自分の幸せにとって重要であることにあらためて気づいたとの趣旨の回答も61%に上った。
旅先での仕事ゼロという考え方は、コロナ禍でリモートワークが普及した一方で仕事とプライベートの境界線があいまいになったことが背景にある。日本人の70%が「22年には休暇の時間は一切仕事をしないようにしたい」と回答しており、健全なワークライフバランスに向け、22年は休暇の過ごし方を見直す人が増えるとの見方だ。
このほかのトレンドとして、旅先のコミュニティーへの配慮が重要視されていくこと、新しい人との出会いへの期待の高まりなどを予想している。
【あわせて読みたい】ウエルネスでいこう コロナ後の旅と健康
関連キーワード
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
キーワード#OTA#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
福岡周遊バスツアー、統一ブランドで一挙展開 DCキャンペーンの目玉
-
DMO制度のこれから 課題多き地域の司令塔づくり
-
戦略修正で旅行成約率20%に 海外旅行の「こころから」 行き場のない消費者に対応
-
沖縄ツーリスト、最高益の16億円確保 スリム化やDX強化で収益性改善
-
クラツー、新たな市場獲得へ短時間ツアー 訪日客も視野
-
訪日客の農泊促進へ重点28地域 農水省、受け入れ体制整備を優先支援
-
百貨店の免税売上高、1月は約400億円 消耗品の伸び顕著
-
JTB、旅館再生ファンドに出資 宿泊施設の成長促し、地域を面的支援
-
持続可能な観光地、箱根が部門別世界1位 車椅子の旅に高評価 日本から2年連続トップ
-
羽田空港で能登の復興支援 自販機で寄付可能に