スカイスキャナー、コロナ対応保険で予約促進 大手航空会社も強化

2020.11.30 00:00

 スカイスキャナーは保険テック企業のカバー・ジーニアスと提携し、新型コロナウイルスに対応した保険商品を開発した。医療の提供や旅行のキャンセル補償、航空会社の破産補償を網羅した。英国とアイルランドで導入しており、今後50カ国に展開する予定。英国の消費者3500人以上を対象にした調査では、40%が旅行保険により次の旅行を予約する自信が増すと回答している。

 カバー・ジーニアスのシステムでは、旅程と目的地に関連するリアルタイムデータに基づき、最適化した保険を提供する。オプションには、年中無休の緊急医療支援、帰国費用の補償、旅行を完了できない場合の前払い費用の補償が含まれる。

 また、航空運賃予測アプリのホッパーは、返金可能な予約、日付変更機能、フライト遅延補償などのプロダクトを発表した。エミレーツ航空やルフトハンザ・ドイツ航空もここ数週間で保険商品を追加している。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Skyscanner launches COVID-19 travel insurance」

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